こんばんは、木村久美です。銀行の預金だけでは不安です、というご相談が増えています。
今や超低金利なのでお金はちっとも増えてくれません。
それに少子高齢化がすすんだら、これからの年金制度はどうなるの?という不安なお声も耳にします。
そこで銀行や保険ショップの窓口で相談し、すすめられた商品で貯蓄を始めるという方も多いようです。

商品を選んだ理由をくわしくお伺いしてみると、
「よく分かっていないけど、増えると言われたので。^^;」
という方、実はとても多いです。
しかし、納得のうえで選んでいないため、このまま続けていいのか、だんだん不安になっていく方も、同じように増えているのです。
お金が増えるということは、当然、それなりのデメリットもあります。
デメリットも、よ~く理解したうえで、その商品が魅力的なのかどうか?
これは貯蓄を続け、増やしていくうえで、とっても大切なことです。
たとえば、今人気のある商品に、ドル建て保険があります。
ドル建て保険は、ドルで運用しているので、円よりも増える効果が期待できます。
それに、ドルを運用したことがなくても、保険会社に運用をお任せできるので楽チンです。^^
そんなメリットがある一方で、こんなデメリットもあります。
ドル建て保険は為替の影響を受けます。
為替の動きによっては、お金が増えることもあれば、予想より大きく減る可能性もあります。
つまり将来受け取れるお金が不安定だということです。
それから、契約される方は、ドル建て保険の積立利率に魅力を感じていることが多いようです。
しかし、「積立利率〇%」というのは、その利率で増えますよ、ということではありません。
解約返戻金の欄をご覧になってください。
計算をしてみると、その利率で増えていないことが分かりますよ。
ドル建て保険は、保険商品です。
死亡保障などの経費がかかるため、貯蓄の効率が悪くなってしまうのです。
今回は一部の例でご紹介しましたが、このように、金融商品はメリットだけでなくデメリットもしっかり把握することが大切です。
いろんな角度から見ることができるようになれば、勧められるがままではなく、納得のいく商品選びができるようになります。
今はお金のことがサッパリ分からない!という方も大丈夫です。