おはようございます、木村 久美です。
銀行で勧められる商品の1つに、かんたん未来計画というものがあります。
個人年金保険です。
「老後資金を貯めるなら、普通預金よりもこちらが増えてくれますよ。」
と勧められます。
では、実際にどれくらいお金が増えてくれるのかみてみましょう。^^
たとえば、
・月3万円で30歳~55歳までの25年間積み立て
・その後、10年据え置きして、65歳から受け取る
この場合、積立額900万円にたいして、受け取る金額は、1138万円です。
確かに増えてくれますね。^^
ではここで、今、国が目標としている物価上昇率がいくらかご存じでしょうか?
それは、2%です。
もしこのまま2%で物価が上がった場合、この積立はいくら以上になってないといけないのでしょうか?
1420万円です。
ということは、この年金商品では、これからの物価上昇に追いついていけません。
つまり、かんたん未来計画はインフレに弱い、ということになります。
では、老後資金向けにインフレに強いものは、どういったものがあるのか?
それは、確定拠出年金です。
確定拠出年金で上手に運用ができると、4140万円ほどに増えてくれます。
かんたん未来計画は、固定金利の商品です。
どれだけ長い年数積み立てたとしても、ずっと同じ金利です。
一方、確定拠出年金は、複利の効果が働き、どんどん増えていってくれます。
固定金利と複利では、こんなに差がうまれる、ということですね。^^