こんにちは。木村 久美です。
29歳独身男性より、老後資金の貯め方についてご質問です。
最近、なんとなく老後を考え始め、調べているところです。
そんな中、知人が、メットライフのドルIS終身保険に入っており、興味を持ちました。
月3万くらいを10年で払込みするようです。
デメリットとしては、為替リスクや途中解約したとき損する、10年間毎月3万払わなければいけない、という感じでしょうか。
その他、投資信託や確定拠出年金も知りました。
でも、投資信託は、複雑で良い商品悪い商品がわからず避けてます。
拠出年金は言葉を知ったくらいです。
基本的に、個人年金と保険は解約しないつもりでいます。
貯金しているなら3万くらいは運用してみたいという考えです。
1、現状のまま貯金
2、ドルIS終身保険
3、投資信託
4、拠出年金
自分の場合、どれを選ぶのが良いと思われますか?
今のご年齢から老後のお金を意識され、しっかりなさっていると思います。^^
メットライフのドルIS終身保険は、円建てよりも高い金利で運用されているため、貯蓄商品として注目されています。
しかし、おっしゃるようなデメリットもあります。
また、保険会社の破たんリスクもありますよね。
ここで、積立利率についてみてみましょう。
積立利率3%となっていますが、「3%で増える」と思っている方が意外に多いです。
一度、解約返戻金表を見て、電卓をたたいてみて下さい。
あまりの金額の低さに、びっくりしませんか?
実際はそれほど増えない、ということがお分かりいただけると思います。
老後のお金を効率良く貯めていきたい場合は、投資信託と確定拠出年金の併用がよいのではないでしょうか。
確定拠出年金は、まだ、あまり聞き慣れないかもしれません。
しかし、税金面で、とても優れている制度ですよ。
お勤めの会社に、導入されているかどうかお尋ねになるのが、一番確実だと思います。
もし会社で導入されていない場合は、個人型というものに加入できます。
この場合、月の上限が2万3千円まで積立でき、年間で、最大27万6千円所得控除できますよ。
たとえば、今ご利用の個人年金と、どれくらい税金が安くなるか比較してみましょう。
仮に、所得税10%としますね。
ご利用の個人年金は、年間6800円税金が安くなります。
一方、確定拠出年金では、55200円も安くなります。
大きな節税効果ですよね。^^
仮に、確定拠出年金で月2万3千円、投資信託で7千円をそれぞれ6%で運用したとしますね。
そうすると、30年で2940万円ほどになってくれます。
確定拠出年金は60歳まで引き出せませんが、投資信託はいつでも引き出せます。
そのため、車の購入代や、急な出費などでも、引き出しながら運用を続けて増やしていくことも可能です。
それぞれのメリットで使い分けて、効率的に増やしていかれてみてはいかがでしょうか。
お若いうちから長期で運用を続けるほど、時間が味方になってくれます。