こんにちは、木村久美です。保険ショップで貯蓄の相談をすると、このような保険をすすめられることがあります。
低解約返戻金型終身保険です。
払込期間中に解約しなければ、保険料が割安になり、お金も増えてくれますよ~、というものです。
銀行よりはお金が増えてくれますし、貯蓄方法の1つと考えることはできます。
しかし、ご質問された方は、このような疑問を持ち始めました。
半年前に、マニュライフ生命こだわり終身保険v2に加入しました。
今、38歳で、毎月6万円払っています。
返戻率が100%超えるのは、65歳からです。
でも、考えてみたら、保険でなくそのまま貯金したほうがお金が貯まるかもと思い、解約しようか迷っています。
辞めたら、掛けてきたお金はどうなるのでしょうか?
でも、病気にならなかったら損するかもしれないし、ガンになっても困るかなと。
お金があれば使いそうだし、迷っています。
解約したほうがいいでしょうか??
毎月6万円の積立を続けられ、貯蓄の意識が高くていらっしゃいますね。
素晴らしいことだと思います。^^
おっしゃるように、保険で貯蓄すれば、お金が引き出しにくく、強制的に積立ができますよね。
マニュライフ生命こだわり終身保険v2は、設定した年齢、つまり65歳を過ぎて解約すれば、元本割れはしません。
しかし、中途解約のペナルティが、非常に大きい保険です。
今解約すると、残念ながら、ほとんど戻ってこないと思われます。
あるいは、月1万円などに減額して継続し、残りの5万円を貯金にまわす、という方法もあります。
たしかに、現金で65歳まで貯金していっても、2000万円近く貯めていくことができますよね。
ここからもっと増やしていきたい、という場合は、投資信託を利用する、という方法もありますよ。
上手に活用できると、今保険を解約してほとんど戻ってこなくても、それ以上に取り戻すことは可能です。
投資信託で長期運用を続けていくと、6%ほどのリターンが期待できると、金融の世界では言われています。
仮に、毎月6万円で65歳まで運用したとしましょう。
すると、27年後にいくらになっていると思いますか?
なんと、4735万円ほどに増えてくれます。
こだわり終身保険v2だと、65歳で、1944万円ですよね。
2700万円もの差になります。
あなたが将来受け取れるお金が、ずいぶんと違ってきますね。
このように、貯蓄を効率よく増やしていきたい場合は、投資信託を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?^^
また、医療保険は、掛け捨てでも、充実した保障のものがたくさんありますよ。
たとえば、このような保険があります。
オリックス生命の新キュア、というものです。
がん、心疾患、脳血管疾患の三大疾病の入院は、支払い日数無制限で保障されますよ。
さらに、がん一時金も、年に1回受取ることができます。
それも、一生涯保障です。
保険料は、65歳の払済にした場合、月5000円以下の保険料で済みますよ。
では、仮に、保険料の月5000円を差し引いた金額で、投資信託を買ったとしましょう。
毎月5万5000円で、27年間6%で運用すると、いくらになるでしょうか?
すると、4340万円ほどになります。
たとえ、医療費で300万円ほどのお金を払うようなことがあったとしても、4000万円残る計算になりますね。
必要な保障を備えながら、老後資金を効率良く貯めていく方法は、こちらで分かりやすく解説していますよ。^^