こんばんは、木村久美です。今おトクな貯蓄法として、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とNISAが注目されています。
注目されている共通の理由、それは、
運用中にいくらお金が増えても税金がかからない、ということです。
通常は、増えたお金にたいして20%の税金がひかれます。
仮に、運用で100万円の利益が出たとしましょう。
すると20万円もの税金が引かれてしまうわけです。
しかし個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とNISAを使えば、この20万円がまるまる受け取れるようになります。
使う使わないでずいぶんと違ってきますよね。^^
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とNISAにはこのような共通点があるわけですが、違いもあります。
どんな違いがあるのかを見てみましょう。
● 引き出し制限
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は老後資金用につくられた年金制度です。
老後の生活資金の確保が目的なので、引き出せるのは60歳以降と定められています。
それに対し、NISAはいつでも引き出すことができます。
● 所得控除
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、掛金に応じて、税金が安くなります。
たとえば課税所得が500万円だとしましょう。
月2万円拠出した場合、7万2千円の税金を安くすることができます。
一方、NISAには所得控除はありません。
● 受け取るとき
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、一括で受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」を受けることができます。
NISAには、そのような控除はありません。
● 積立額の変更
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は年に1回、積立額を変更することができます。
それに対し、NISAは、いつでも積立額を変更することができます。
回数制限はありません。
いかがですか?
以上をまとめると、
・イデコは引き出し制限はあるものの、税金のおトク度が高い
・NISAは積立額をいつでも変更でき、引き出しも自由自在
とそれぞれ特徴が異なることがわかりますね。
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)の引き出し制限は、言い換えると、強制的に貯めれると考えることもできます。
「強制的に貯める」
このブログを読んでくださっている方にはお馴染みのキーワードですね。(笑)
この2つを併用すれば、お互いのメリットを享受しながら、効率よく増やすことが可能になります。
イデコとNISAを使いこなす方法はこちらに分かりやすくまとめていますよ。^^