こんにちは、木村久美です。教育資金を貯めていく方法っていろいろありますよね。
銀行などの預貯金や保険商品、投資信託など様々です。
2人目のお子さんの教育資金準備について、このようなご質問がありました。
子どもの将来の学費などのために、どう備えていくか悩んでいます。
1人目は、ソニー生命の学資保険II型(10年払込、月1.5万円、200万受取)に入っています。
もうすぐ産まれる2人目は
1、終身保険(10年払込)
2、投資信託
いずれかで、月1.5万ずつ貯めていきたいと思っています。
学資保険でなく終身保険にしている理由は、進学先が公立になり、月々の収入でやりくりができるようになり、18年後に必要とならなかった場合に、少しでもお金を寝かせておけば、返戻率が上がり増えると思ったからです。
しかし返戻率でいえば、最初から投資信託で積み立ててもよいのでは、とも思います。
終身保険は、途中解約しなければ元本割れのリスクはないですよね?
確実に110%の返戻金が見込めるのがメリットでしょうか。
投資信託は、分散投資したとしても景気の変動で使いたい時に元本割れの可能性はないでしょうか。
しかし調べるほど、終身保険よりも投資信託の方がオススメという記事を目にします。
20年後に使うことを想定した場合、終身保険と投資信託どちらが良いのでしょうか?
よく調べていらっしゃいますね。 ^^
終身保険は、もし大学資金として使わなかった場合も、据え置くことで少しずつ増えてくれます。
そのため、銀行預金よりも増やしていける方法として候補にあげられると思います。
ただ、保険で貯める場合の大きなリスクとして、このようなものがあります。
それは、保険会社の破たんリスクです。
過去、リーマンショックがあった時に、大和生命が破たんしました。
その時に貯蓄型保険に加入している人は、どうなったと思いますか?
なんと、最大43%も保障が削減されました。
もし200万円入る予定だったとしたら、114万円しか返ってこない、ということです。
一方、投資信託は、金融機関が破たんしたとしても、預けているお金は、全額保護されます。
投資信託は運用商品のため、おっしゃるように、リスクはあります。
しかし、分散投資で運用を長く続けるほど、リスクを抑えた運用は可能です。
インデックスファンドを使って、分散投資で10年以上運用すると、6%のリターンが期待できるといわれています。
では、終身保険と投資信託、20年後にどれくらい増えているかくらべてみましょう。
終身保険で月1万5千円積立てると、198万円ほどになります。
一方、投資信託ではどうでしょうか?
なんと、438万円ほどになってくれます。
長く続けるほど、複利の効果が働いて、これだけ増えてくれるということです。
さらに、一部を途中で引き出して、残りで増やしていくことも可能です。
このように、20年先を考えた貯蓄でしたら、投資信託が効率が良いのではないでしょうか。
リスクをコントロールしながら効率よく増やしたいなら、こちらの方法が参考になりますよ。^^